お酒なのに身体に良い! 栄養豊富なビールの成分とは?

お酒なのに身体に良い! 栄養豊富なビールの成分とは?

「お酒は身体に悪いもの」「ビールは太る原因になる」多くの方はこのようなイメージを持っている方が多いでしょう。しかし、ビールには豊富な栄養素が含まれていますので、実は身体に良い飲み物なのです。

それでは、どのような栄養がビールに含まれているのか、飲むことで期待できる効果には何があるのかを見ていきましょう。

ビールには身体に良い栄養成分がたくさん含まれている

アルコールは身体に良くないというイメージが強く、ビールの場合は肥満や痛風が気にされていますが、意外にもビールには健康に良い成分がたくさん含まれているのです。

適量であればビールは栄養ドリンクになる

ビールにはアミノ酸・ビタミン類・食物繊維などが豊富に含まれています。そのため、適量であればアルコールであるビールでも、栄養ドリンクとしての役目を果たしてくれることになります。しかし、身体に良いからといって飲みすぎるのは、かえって肝臓への負担や肥満の原因になるので注意しましょう。

使用される原料によって栄養成分が異なる

ビールに使用される主な原料は、「麦芽」「ビール酵母」「ホップ」の3種類となっていて、それぞれに含まれる身体に良い栄養素が異なります。麦芽にはビタミンB群やミネラル、ビール酵母にはビタミンや食物繊維、ホップには強い抗酸化作用を持つポリフェノールが含まれています。

カロリーが気になるなら栄養成分表をチェック

ビールには身体に良い成分が確かに含まれていますので、適量であれば健康を害する心配はありません。しかし、ビールを飲み続けている方の中には体重が増えてしまい、カロリー摂取を控えるためにビールを我慢している人もいるでしょう。

ビールに記載されている栄養成分表を一度チェックしてみてください。ビールによって含まれるカロリーの量は異なりますので、いくつかのビールの成分表を確認して少しでもエネルギーの値が低いものを選ぶと良いでしょう。

ビールを飲むことで身体に与えるうれしい働き

ビールは実は身体に良い飲み物であることはおわかりいただけたと思いますが、飲むことで身体に与える具体的な働きには何があるのでしょうか。

女性ホルモンによる女性特有の症状の改善

ビールには身体に良い成分がたくさん含まれています。その中に一つとして「フィストロゲン」という物質があり、これは女性ホルモンと同様の働きをしてくれる成分となっています。そのため、年齢とともに減少する女性ホルモンの働きを助けてくれますので、更年期障害・冷え性・お肌の老化を改善・予防する効果が期待できます。

さまざまな病気を予防できる

適量のビールを飲むことで心筋梗塞や動脈硬化の防止、疲労回復や食欲増進作用、血行促進による認知症や白内障の予防作用があります。「酒は百薬の長」ということわざがありますが、まさに適量であればビールは薬のような役目を果たしてくれるといえるのかもしれません。

尿管結石の改善作用がある

ビールの主な成分は水なので利尿作用があり、飲んだ後にトイレに行きたくなるという経験をしている方は多いでしょう。そんな利尿作用は尿管に石が詰まってしまう尿管結石の改善作用が期待できます。実際に尿管結石の患者さんに医師がビールをすすめることがあります。

第三のビールが健康に良いというのは間違い

近年、さまざまなメーカーが販売している糖質やプリン体ゼロといった第三のビール。しかし、あまり健康に良くないということをご存じの方は少ないでしょう。なぜ身体に良くないといわれているのか、それらの理由を見ていきましょう。

糖質ゼロのビールには化学合成物質が含まれている

糖質は基本的に体内でエネルギーへと変換されるのですが、過剰に摂取してしまった糖質は体内に溜まってしまうため、高血圧・内蔵脂肪・肥満などの原因になります。そのため、糖質ゼロのビールは健康に良いという印象がありますが、糖質を含まない代わりに「アセルスファムカリウム」という合成甘味料が使われています。

合成甘味料は人工的に作られた化学合成物質であり、体内で分解されることがなく常に血液中にとどまり身体の中をめぐることになってしまいます。

肝臓へのダメージや免疫力低下の可能性がある

化学合成物質は長い期間摂取を続けてしまいますと、徐々に肝臓へとダメージを与えることになりますし、免疫力が低下する可能性があります。また、体内に蓄積された化学合成物質は妊娠した際に胎児への影響が気にされていますので、健康を考えるのであれば第三のビールではなく一般的なビールを飲むことをおすすめします。

わざわざプリン体ゼロのビールを飲む必要はない

一般的なビールにはプリン体が含まれていて、他のアルコール類に比べて特に多く含まれています。そんなプリン体は痛風を引き起こすといわれていますので、ビールを飲むときにはプリン体ゼロのものを選ぶ方は多いでしょう。

しかし、実際にビールに含まれるプリン体はとても少ないのです。わざわざプリン体ゼロのビールを飲む必要はありません。確かに飲みすぎてしまうと痛風の原因になりますが、適量であれば一般的なビールを飲んでいて痛風になることはないといえるでしょう。

まとめ

ビールは肥満や痛風の原因になるといわれ健康にあまり良くないというイメージが強いですが、実は栄養が豊富に含まれているので健康に良い飲み物なのです。しかし、アルコール飲料ですから飲みすぎは当然、身体に悪影響を与えます。健康のためにビールを飲むのであれば適量を飲むようにしておきましょう。ビールにはさまざまな種類がありますので、健康への配慮はもちろんのこと、せっかく飲むならビールを楽しんでいただきたいものです。

「BROSELEY」では世界中の豊富なビールを扱っており、いろいろなビールを楽しむことができます。海外のビールにも興味がある方は、ぜひご来店ください。